当サイト、「サバゲー 気持ち悪い」という検索ワードで辿り着く方がとっても多いんです。そんな記事書いたことないのに。
どういうことだよ。来すぎだろ。あとどの記事をクリックしたんだよ。教えてくれよ。
それじゃあ「サバゲー 気持ち悪い」の記事を書いてやろうじゃねえかというわけです。集客イズマネーですからね。
今月カードが落ちなくて手元のウイスキーを古物商に持ち込んだ私に、もはや恥ずかしいことなんて何もありません。第3話のマミさんみたいな状態です。
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隙あらばアフィが収益化の鉄則です。あまりに自然なアフィリエイトに、皆さんもついまどマギの円盤を買ってしまったのではないでしょうか。
ちなみに私のイチオシアニメは「ぼくらの」です。
「気持ち悪い」を解剖する
キモいと言われるからにはそれなりの理由があるわけで、それを自覚してもいるのですが、「気持ち悪い」だけだと少し漠としていますよね。
なので少し分解してみると、こんなふうに分けることができると思います。
- サバゲー中の行為がキモい
- サバゲーしている人がキモい
- サバゲーの装備がキモい
スタートラインに立つ前から心が折れそうですが、めげずに分析していきましょう。
「そうやって他人の感情を勝手に分析して言語化するプロセスがキモい.html」が脳裏を右から左へスライドしていきましたが、CSSで上書きしたのでことなきを得ました。
サバゲー中の行為がキモい
うん、わかる。大のオトナが休日潰して汗だくになってエアガン片手に、時々両手に、たまに頭にも生やして大騒ぎしてるんだもん。そりゃキモいわ。
でももう少し分解していきましょう。
サバゲー中の発言がキモい
サバゲー中、フィールド内では軍隊用語が飛び交います。
角を曲がれば「クリア!」敵と出会えば「コンタクト!」被弾すれば「ヒットぉぉぉおおおおお!!!!!!」
メディック戦なんて阿鼻叫喚。フィールドの随所で「メデェエエック!!!」が響き渡ります。
まずね、声がデケェんだワ。で、それを誰も止めねぇんだワ。
全員藤原竜也の「プライベート・ライアン」みたいな騒ぎ方をするのでヘタなデモよりうるさいです。
うるさいクセに個人個人はかなり人見知りだったりするので、教室の隅っこで固まっていたオタクグループがフュージョンしてゴテンクスになったと思ってもらえれば大体合ってると思います。
私自身が高校時代は教室の隅で固まっていたオタクグループの一員だったので、サバゲーマーには常に近しい人間性を感じています。社会性的な意味でぬるま湯からだんだん加熱される茹でガエルになってはいないだろうかと感じている所存です。
サバゲー中の所作がキモい
サバゲーマーは日常生活に使いどころのない所作が素早すぎます。
「クソ!弾が切れた!」のあと、
- マガジンポーチからマガジンを取り出す
- 空マガジンを銃から抜く
- 新マガジンを挿入する
- 空マガジンを収納する
この間僅かに3秒。
お前どこでその技術を使うんだよ。バーミヤンのスープバーでわかめがくっついて大騒ぎしていたのと同じ手でそれができるならもっと器用に生きろよって話です。
他にもエクセルの顧客情報は見落とすクセに、壁からの索敵は0.5秒のクイックピークで完了するよくわからない視力とか。
飛べないし目も悪いのに、地中にいるミミズを発見する能力だけが異常に発達したキウイみたいな生態をしています。
究極的にガラパゴスな能力を獲得してしまったサバゲーマーは、初めてその姿を見た人から金銭を要求してこない大道芸人のような視線を浴びることになります。見ているだけならおもろいけど不気味。
サバゲーしている人がキモい
熱量がキモい
フィールドに生息するサバゲーマーの生態は一言でまとめると「活動的なオタク」です。
「オタクはオタクらしく暗い部屋で美少女アニメでも観て、たまの気晴らしは秋葉原のメイドカフェにでも行っていればいいんだ」と思いましたか?
残念でしたね。
我々は暗い部屋でシコシコ銃を整備しては秋葉原へとパーツの買い出しに行き、翌日は意気揚々と車に乗り込んでフィールドに行きます。
機動力が違うんですよ、機動力が。
いきなり話が飛びますが、E=mc^2という方程式を見たことがあると思います。エネルギーは質量と速度の2乗に比例するというやつ。平たく言えば「軽くても速いと強い」「重くても遅いとしょぼい」という話です。
アインシュタインによるとオタクのキモさは人数+装備と機動力の2乗に比例するので、機動力の高いサバゲーオタクは、そんじょそこらのオタクと比べても指数関数的にキモいということになります。
便宜上キモさの単位を「キモキモ」とします。
フィギュアオタクのキモさを「1キモキモ」として、サバゲーオタクの場合はエアガンやらプレートキャリアやら、やたらと重装備で移動するので人+装備で2キモキモです。
車に乗っているので機動力が公共交通機関組の3倍くらいあります。キモさは機動力の2乗に比例するので、合わせて18キモキモです。
1人がサバゲーするだけで家で静かにしているオタクの18倍キモいみたいです。
軍事を楽しむ人間性がキモい
「人を殺す手段である軍事を、エンターテインメントとして消費する倫理観が自分とは相容れない」という、価値観の違いからくる嫌悪はかなり根強いものがあります。
サバゲーマーが一番強く反発するポイントですが、これは喜んで受け入れるべきことです。
シルバニアファミリーで遊んでいる女児から美味しんぼを読んでいるおっさんまで、1億人がミリオタ化してそうかえんのチケットに殺到したら世も末です。
トミカ売り場が全部89式のモデルガンになってみてください。マックの店員がBDUを着て、海では海水浴そっちのけでみんなが護衛艦を撮っている国になんて住みたくないです。
何かを好きな人がいればそれを嫌いな人もいるのが世の常。ときどきどちらかがマジョリティで、どちらがマイノリティなことは日常茶飯事です。好きと嫌いが完全に拮抗しているものなんてないんじゃないでしょうか。
人は理解できないものに対して「怖い」「気持ち悪い」という感情を抱きます。中身が見えない箱に手を突っ込んでヌメっとしたら怖いし気持ち悪いですよね。
そういう意味で、理解のできない嗜好を持っている人は怖いです。サバゲーは外界から隔絶されたクローズな環境で行うので、自発的に興味を持たないと内情を窺い知ることができません。
だからサバゲーは「気持ち悪い」と思われても、構造的に仕方がないのです。
サバゲーの装備がキモい
いい歳こいてコスプレしてキモい
軍装は平たく言えばコスプレです。
たとえば幼稚園児ぐらいの子がティンカーベルの格好をしているのは、ほとんど誰の目にも可愛いですが、おっさんがベトコンのコスプレをしているのは可愛くありません。
ティンカーベルのわからなさ=キモさは子どもの可愛さが相殺して有り余るので受容されますが、私のようなアラサーがゲリラの格好をしていても可愛さゼロ、わからなさ100なので100キモキモです。
コスプレを大人の趣味だと理解している人からはキモがられませんが、変わった格好は子どもがするものだと思っている人からはキモがられます。
サバゲーは大人しかいないので、そういう人から見たサバゲーマーはキモい集団になります。
フィールドに来てしまえば全員キモいので相対的に0キモキモになりますが、外から見ると100キモキモの塊が鎮座しているので大変キモいです。
もう「ぼくたちキモキモファイターズ」っていうサバゲー漫画描いてくれませんか?