2020年からサバゲーシーンを席巻しているアークタウラスのMURライトウェイト。
かれこれ2年近く箱出しで使っていたら(モーターだけはEG1000に交換)いい加減パッキンがヘタってきてホップがかからなくなったのと、気密が下がってきたのか初速も当初0.2gで85m/s位出ていたのが80m/sくらいまで下がってきました。
それではパッキンを交換して当初の性能を取り戻していきましょう!
分解
ごちゃごちゃと外装をいじっていますが、中身はモーターをEG1000に換えてSBDを装着していること以外ドノーマルです。
超保守的なアークタウラスの使い方って感じです。
これまで撃っていた感じでは弾はほぼ完全に真っ直ぐ飛んでいたので、チャンバーやインナーバレルは換えなくても大丈夫そうです。
というか2万円もしないエアガンにそんなに金をかけたくありません。パッキンだけなら300円です。
それではチャンバーを取り出していきます。
まずはハンドガードを取り外します。筆者はハンドガードを換えてしまっていますが、ノーマルの方はハンドガード周りのボルトを外せば取れます。
ついでにバレルナットも取ってしまいましたが、これは筆者が分解を繰り返すうちにガバガバになってきたからで、普通は結構硬いので専用工具が必要です。
使い方は、レンチの突起をバレルナットに引っ掛けて反時計回りにオラッと回します。コツとかないです。パワーです。
まずはアウターバレルとチャンバーを留めているイモネジを外します。1.5mm六角です。結構硬く締まっています。失くさないようにご注意ください。
こいつのせいで他のM4系電動ガンのようにアッパーレシーバーを外しただけではチャンバーが取り出せません。
アウターバレルも取れました。筆者はPerk3にズボラ(プロ)を入れているので床で作業していますが、読者でこれを参考にされる方はぜひ机で作業されることをお勧めします。
レシーバー前のテイクダウンピンをピンポンチや六角レンチで押し出します。これもコツとかは特にないです。オラッてやれば押し出せます。
テイクダウンピンを押し出したらアッパーレシーバーを取り外せます。この際にダストカバーが前側のテイクダウンピンに干渉するので、手で抑えながら外してください。
これで本体は分解できたので、チャンバーを取り出してパッキンと押しゴムを交換してきます。
チャンバーパッキンの交換は何も難しくありません。下図のオレンジ色の部品を爪などで外せば、インナーバレルがするっと抜けるのでパッキンを交換しましょう。
押しゴムへは以下の手順でアクセスします。
チャンバーの赤丸の位置に赤丸のピンが刺さっているので、力づくで引っこ抜きます。
そうすると写真に写っているスプリングの力でホップアームと押しゴムとスプリングがぶっ飛んできます。押しゴムはこの拍子にどこかへ飛んでいきました。(後ほど見つけました)
これでパッキン・押しゴム交換のための分解は完了です。
パッキン交換
それではパッキンと押しゴムを交換していきます。使うのは安心と信頼の東京マルイ製チャンバーパッキンです。
まずはパッキンからです。パッキンの突起をインナーバレルの溝に沿わせて付け替えます。
すみません、写真を撮り忘れましたがとても簡単なので特に写真での説明は不要かと思います。
パッキンが交換できたら、インナーバレルのホップ調整穴が真上側に来るようにチャンバーに差し込みましょう。
押しゴム(丸いやつ)はチャンバーの上に下図のように載せて先ほど引き抜いたピンで固定するのですが、アークタウラスのチャンバーはスプリングを支持する突起などが全くないため、バネがパタパタ倒れます。
ごく少量のシリコングリスをスプリングと押しゴムに塗って、アームと軽く接着するようにして作業すると快適に交換できます。
チャンバーが組めたら分解の反対の手順で組み立てていくだけです。
性能
パッキン、押しゴムを交換したので早速試射してみます。ホップを目分量でいつも使っているくらいにあわせて撃ってみます。使用したのはG&Gの0.25g弾。筆者は0.25g弾信者です。
初速は0.2g弾でいうところの87m/sくらい出ています。これなら文句なしにフィールドで使っていけますね。ゼロホップだと79くらい出ます。
パッキンを換えるだけでこれだけの効果があったのは嬉しい誤算でした。
安い銃なのでなるべく廉価に長期間使っていきたいですからね。
ちなみに押しゴムは使っていない時期にホップかけたままほったらかしていたのが悪かったのでしょう、少し扁平していました。これがホップがかからなくなっていた原因みたいです。
それじゃあアークタウラスよ、これからもサバゲーで酷使してやるから覚悟しとけよ!