自作スプリングスペーサーで電動ガンの初速をちょっとだけ調整

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車と銃で火の車なのであの手この手で節約を試みている

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「気密ヨシ!シム調整ヨシ!弾道ヨシ!でもほんのちょっとだけ初速が足りないなぁ」ってことありますよね。最後の調整としてスプリングを交換するのはカスタムの常道ですが、スプリングを0.1J上げるほどでもないときはスプリングガイドにスペーサーを噛ませるとお手軽です。

初速が大幅に足りなくてスプリングを強化するのはメカボ割れやピストンクラッシュの原因になるので避けましょう。
お手軽カスタムな安めのカスタムは別記事で紹介しているのでご参照ください。

初速がちょっとだけ足りない

友人への貸し出し用アークタウラスのMurライトウェイトなのですが、久々に動員するサバゲー前に定期点検的な整備をして弾速を測ったら0.2g弾で84m/sしか出ていませんでした。スプリングがちょっとヘタっているのもあると思います。

まあサバゲーでは使えるっちゃあ使えるのですが、これだとマルイのハイサイクル電動ガンの劣化版みたいな感じなので90m/sくらいを狙ってみたいと思います。初心者が高性能ガンにアウトレンジされるとかなりテンション下がりますからね。

夏場の屋内フィールドでもギリ初速オーバーしないくらいが理想的です
夏になればパッキンの硬度を上げればいいだろとか言わないでください。面倒くさがりなんです。

既製品はあるけど…

スペーサー自体は1000円前後で売られています。手間暇かけるのが面倒な方はこれをぶち込んでおけばOKです。

ただ筆者は樹脂でできたリング1個に100円払うのが悔しかったので作ることにしました。

というわけで近所の島忠ホームズに行ったついでにスペーサーになるものを調達してきました。

アークタウラスはスプリングの取り出しが楽

これがG&Gなど、他のメーカーの銃ならどうせスプリングにアクセスするためにメカボックスを開けるのでシリンダーの容量変更などで解決してしまうのですが、幸いこの銃はQDメカボなのでテイクダウンすらせずにスプリングを交換したりできます。

まずはストックを外します。ストックを外したら、ストック底部のナットを回します。

工具は必要です

ナットを外すとボルトが留まっているのでマイナスドライバーなどで取り外します。

するとスプリングガイドが顔を出すので、上から押し込みながら90度回すとスプリングガイドとスプリングがかなり勢いよく飛び出してきます。怪我に注意してください。

スペーサーを作ろう

スタンダードM4系電動ガンのスプリングガイドにスペーサーを噛ませる場合、内径が10.5mm以上あり、外径が14mm強以上あって、メカボックスに収まるサイズである必要があります。

なんか面白いものあるかなーと思いながらノコギリ片手に島忠を歩き回っていたらありました。ゴムワッシャーです。

内径10mm、外径22mmで先述の要件を満たしています。厚み1.5mmが2枚入って130円くらいでした。1枚あたり65円くらいなので安いですね。

ちなみに水道用のパッキンも使えますが、こちらは先客がいたようで売り切れていました。

ではこれをメカボに収まるサイズにカットしていきましょう。

ゴムワッシャーは普通のハサミで簡単に切れるので、それっぽいサイズにカットしましょう。結構薄くなります。

スプリングガイドに組み付けるとこんな感じになります。

内径がスプリングガイドよりコンマ数ミリ狭いですが、ゴムなのでちょうどいいテンションになります。

これでスペーサー自体はできたので分解の反対の手順で銃に組み込んでいきましょう。

初速計測

一発で予想以上に狙い通りの数字が出てしまいました。

この日は雰囲気温度が20℃くらいだったので、真夏には90m/sちょっとになると思います。

スペーサー追加の効果は銃によって個体差があると思うので、カスタムする際にはくれぐれも弾速が規制値を上回らないよう、弾速計で測りながら少しずつ初速を上げるようにしましょう。

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