サバゲーにおいて精度は初速より大切。
初速を85m/sから95m/sにしても取れるヒットはたいして変わりませんが、精度を誤差50cmから20cmにできれば取れるヒットは大きく変わってきます。
今回はどうすれば銃の精度が上がるのか見ていきましょう。
まずは症状の確認
弾が左右どちらかにそれていく
弾が1つのかたまりになってどちらかにそれていく場合、ホップがまっすぐかかっていないことが原因であると考えられます。
下記の対策の「①バレルのセンター出し」に進んでください。
弾が上下にバラける
弾が上下にバラけてしまう場合、
- ホップのかかり方にバラつきがある
- 初速にバラつきがある
- もしくはその両方
が原因であると考えられます。
左右の軸でずれているわけではない場合、弾とインナーバレルはまともであると考えられます。
アウターバレルとの間の上下のガタ取りと、ホップ関係から見ていきましょう。
まずは「①バレルのセンター出し」から読んでください。
弾が縦横無尽にバラける
困りましたね(投げやり)。
「⓪いい弾を使う」から1つずつ見ていきましょう。
⓪いい弾を使う
これさえあればええんよ
古くなった、安くて、軽い弾を使っていませんか?
以下の記事でも書いていますが、マルイの銃でマルイの弾を撃てば当たるんです。
適当な安い弾を使っているのであれば、マルイかG&Gの0.25g弾を使ってみてください。
きっと世界が変わるはずです。
①バレルのセンター出し
ガタ取り
いい弾を使ってみたけどまだ弾道がずれるぞ!という場合、最初にバレルのセンター出しをしてみましょう。
センター出しに特殊なアイテムは不要。
強いて言えば、使う道具は他の気密取りにも使えるシールテープです。
電動ガンはメカボが激しく動く工業製品。
リコイルのないスタンダード電動ガンでも、弾を撃てば振動が発生します。
振動は部品同士の隙間に伝わり、最終的に弾道を狂わせます。
そこで登場シールテープ。
インナーバレルにシールテープを巻き付けることで、インナーとアウターバレルが密着するようになります。これがいわゆる「ガタ取り」です。
アウターバレルへの挿入時、ちょっとだけ抵抗を感じながらもスススッと入っていくくらいならバッチリです。
バレルの位置確認
次に確認するのはホップ窓がきちんと正面に来ているかどうかの確認です。
これは筆者の手元に転がっていたチャンバーです。
インナーバレルにパッキンを装着したら、チャンバーの割れ目にインナーバレルのガイドを合わせて挿入します。
これでOK!と思いきや、ホップを全開にしてインナーバレルを見てみるとホップのかかる位置がかなり横にずれています。
これではホップが斜めにかかってしまい、弾が横にバナナシュートされてしまいます。
バナナシュートを防ぐためにしっかり目視で確認しながらチャンバーへのインナーバレルの挿入位置を確認しましょう。
②パッキンを見直す
電動ガンはノズルが前進してBB弾をパッキンに押し込む構造。
BB弾を受け止めるパッキンの質が悪かったり、硬度が高すぎる場合にはBB弾を保持する位置が数ミリ変わってしまいます。
BB弾の保持位置が変わればホップのかかり方も変わります。
この現象を防ぐためにはパッキンを変えてみるのが、最も安上がりで効果の出やすいカスタムです。
当サイトではしつこく言っているのですが、マルイパッキンは
- 安い
- 安定した性能
- 割と高い性能
の三拍子揃っているので、特に使わない手がありません。1個1000円のパッキンでもハズレ品だとゴミ同然なので、筆者はマルイパッキン信者です。
③チャンバー・インナーバレルを見直す
- 新品の高品質重量弾を使っている
- バレルの位置はバッチリ
- パッキンは良品
これでもなお弾が狙ったところに飛ばないとすると、チャンバーかインナーバレルが悪さをしていると考えるのが妥当です。
筆者はこれらの備蓄を家に常備しているので、電動ガンの精度が出なかったときにはとりあえず手持ちを投入しています。
「弾が散る」という現象だけで、原因がチャンバーとバレルのどちらにあるか特定するのは非常に困難です。
インナーバレル
箱出し電動ガンのインナーバレルには歪んでいたり、曲がっているものが稀にあります。なので、まずはインナーバレルから見ていきましょう。
筆者の家には諸事情で宿主を失ったインナーバレルがゴロゴロしているのですが、彼らとて役目を失ったわけではありません。
新たな電動ガンに何か問題があったときは、マルイの(と思しき)インナーバレルを突っ込んでみて問題ないか検証しています。
しかし、
単三電池みたいにインナーバレルが転がってるわけねーだろ
という方もいらっしゃると思うので、おすすめするのはこちら
紅蓮1シリーズは3000円台というかなりお手頃価格で入手できる高精度国産インナーバレル。40mを普通に狙える性能があります。
ちなみに紅蓮2は先端がテーパー加工されていて、その上位の飛鋭はなんかすごいらしいです(小並感)。
筆者は長めの300mm台をよく使っています。
切り方は簡単。パイプカッターで切断して、
面取りカッターでテーパー加工(内バリ切除)すればOKです。
外側のバリはやすりなどで適当にバレルリングが通る程度に落としましょう。
チャンバー
チャンバーは値段も性能もピンからキリまでありますが、ぶっちゃけ高価格帯はデザインや材質による付加価値だと思っています。
だって1500円のチャンバーで十分当たるんだもん
筆者はマガジンを外したときや、ホップ調整するときに安っぽい青のプラスチックが見えることが嫌でない限り、ACE 1 ARMSのポリカチャンバーを推しています。
同価格帯のチャンバーは色々試しましたが、給弾ルートやホップアームの作りが雑すぎる場合が多かったです。
その価格帯にも関わらず上記のチャンバーは10個ぐらい買いましたが、今のところハズレは引いていません。
MAXXチャンバーかっこいいー!Foo↑(ポチ-)
③ノズルを見直す
ノズルには2つの機能があります。
- BB弾をチャンバーに押し込む
- シリンダーの空気を漏らさずBB弾に伝える
どちらの機能が不十分でも、結果は「精度、もしくは初速の低下」という現象になって現れます。
たとえばノズルが削れていて目的地点までBB弾を押せないと…
いわゆる「つまずきホップ」というホップアップのかかり方になります。
つまずきホップは弾が動き始めた後に押しゴムに当たる現象。走っていてハードルに頭を打ち付けて倒れるようなホップのかかり方をするので、BB弾がバレル内で大暴れします。結果的に精度が下がってしまいます。
もしくはノズルの気密が取れていないと初速が落ちます。
気密の取れ方にバラつきがあると、初速もバラつきます。
見た目にはホップのかかり方が違うようにしか見えないので、精度が落ちているように感じます。
解決策は高品質なノズルに部品交換することです。