東京マルイの次世代電動ガンはリコイル、オートストップ、射撃性能などが魅力ですが、ストックの選択肢が限定されてしまっていることが玉に瑕。
本稿ではリコイルオミットせずに次世代M4でCTRストックを使う方法を紹介していきます。
使用する機材は筆者愛用のMk18 mod.1です。
課題
東京マルイの次世代M4はリコイルシステムが搭載されており、スタンダードタイプのM4系ARで支配的なストックパイプへのバッテリー挿入ができません。
そしてストックパイプを避けて最小限のスペースでバッテリー収納を実現するために採用されたのがSOPMODバッテリーとSOPMODストックです。
これ自体は結構かっこいいのですが、もうちょっとスリムにしたいな、という欲が出てくるもの。
そうするとバッテリーの行き場がなくなってしまうので、好きなストックを使いたい次世代M4使いは下記の二つのどちらかを選択することになります。
①リコイルオミット
ストックパイプにリコイルユニットが入っているなら、それをぶっこ抜いてしまえばいいじゃないかというシンプルなソリューションです。実際リコイルオミットはストックとは全く関係ない文脈、具体的には寿命と精度向上のために人気のあるカスタムです。
でも筆者はリコイル楽しみたい勢なのでこの案は却下です。
②前方配線
HK416CやMP5などで採用されているやり方です。ハンドガードやPEQケースなどにバッテリーを収納することで後方から電線を排除し、ストック周りの機能を実銃同様、肩当とリコイル吸収のみにしてしまおうという案です。
実際、この案で行こうかとかなり揺らぎましたが、超個人的にあまりPEQが好きではないことと、ハンドガードの加工が死ぬほどめんどくさそうだったので却下しました。
用意するもの
※は必須、・はできればあった方がいいものです。
※CTRストック(最初は安いやつ推奨)
※小型の7.4Vリポバッテリー(可能な限り小さく)
※バッテリー延長コード(合計15cmくらい)
※はんだごてセット
・ヒューズ
・コネクタ
・電動カッター
カスタム開始
最初はストックに手を加えていきます。
基本的な考え方として、ストック底部にバッテリーを収納します。
銃側の配線はストックのレール側を這わせてストックパイプ最後尾の後ろからひょっこり顔を出すようにします。
最初はストックを削ります。まずはラバーのパッドを外します。
適当にマーキングしていきます。
う~ん
こんなもんかな
バッテリーが入る隙間ができるまでゴリゴリ削っていきましょう。この際に先述した電動カッターがあるとすごく楽だと思います。
筆者はこれがなかったのでカッターナイフを炙っては押しつけを繰り返して汗だくになりながらストックを削りました。
汚いですが見えない部分なのでヨシ!
手元にあった適当なバッテリーを突っ込んでみました。ピッタリです。
横から見るとこんな感じ。ささくれはやすりなどで落としましょう。
これでストック側の加工は完了です。続いて銃側の配線をいじっていきましょう。
まずはストックパイプにくっついているSOPMOD用のコネクターを外します。はんだで溶かして外しても、ニッパーなどでちょん切ってもOKです。
ストックパイプのレール部分のネジを外すとこのように配線が露出するので、配線をはんだ付けして延長しましょう。はんだ付けのコツなどもここでは省きます。筆者ははんだ付け初心者なので語れることは特にありません。
そうしたら延長ケーブルを噛ませてヒューズを取り付けていきましょう。ヒューズの取り付けについては他の方がいくらでも詳述されているので省きます。はんだ付けした部分はビニールテープで絶縁しています。
ヒューズを噛ませてストックパイプのカバーを付けなおしました。
ここまで来ればあとはストックを取り付けてやれば完成です。
完成!
ストック基部の見た目が少しだけ変わってしまいますが、個人的には満足できる形になりました。
ちゃんと道具が揃ったら実パでもやりたいところですが、今回は初めての試みだったので格安のレプリカストックで試してみました。
100点満点の解決策ではないかもしれませんが、前配線も専用ストックもナシとなるとこれしか解がないのではないかと思っています。