超汗っかきでもサバゲー用ゴーグルを曇らせない4つの方法

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筆者はオリンピックに「発汗」という競技があれば国内の最終選考くらいまでは残れるくらいの汗っかきです。

そして常にゴーグルを装着していないといけないサバゲーマーにとって、汗は天敵です。

本稿は筆者が7年間サバゲーを続ける中で体得したガチの汗対策です。

なお、少しアウトローな対策としてゴーグルに手を加える方法もあるにはあるのですが、ゴーグルは最重要保安装備なので、万が一の際に製品側の法的責任を問えなくなってしまう可能性を考慮して本稿では紹介しません。

やってはいけないこと

上記のツイートの反響が意外と大きかったのでこの記事を書くことにしました。

ゴーグルを曇らせないためにやってはいけないことはただ一つ、ゴーグルをゴシゴシ拭かないことです。

ゴーグルには透明なコーティング剤が塗布されており、その薬剤で曇りを防止しています。なので、その薬剤が拭われてしまうとただのポリカーボネートのレンズが剥き出しになるので曇りに対して無力になります。

プレイヤー
プレイヤー

どんなゴーグルを買ってもすぐ曇っちゃうんだよ!

という人がいますが、そういう人はまず使い方が間違っています。ちょっと汚れたり汗をかいたときに手元のタオルなどでゴシゴシしてしまうと、買って間もないゴーグルでも曇るようになってしまいます。

防曇コーティングが落ちてしまったゴーグルを使い続けたいのであれば、ダイビング用などの曇り止めを塗布しながら騙し騙し使う手がありますが、外から塗る曇り止めはレンズに蒸着していないのですぐに剥がれてしまいます。

レンズが汚れたら「レンズに触らずに」流水で洗い、自然乾燥させる

防曇コーティングされたゴーグルを使う

「んなこたあわかってるよ」という方は次へお進みください。

安いゴーグルはただ強度があるだけのポリカをフレームに嵌め込んでいる場合が多いです。そのようなゴーグルだと防曇性能がないので、蒸気が出るだけ曇ります。

比較的低価格帯のメーカーだと、BolleやEdgeのゴーグルはちょっとやそっとでは曇らない防曇コーティングが施されています。

筆者は屋内ではBolleを、屋外ではEdgeを使っています。

created by Rinker
エッジタクティカルアイウェア(Edge Tactical Eyewar)

ちなみにEdge Tacticalの上記のFASTLINKによく似たOVERLOADという製品があり、かなり価格が異なります。価格の違いはゴーグル本体に関して言えば「レンズが交換可能であるか否か」と「フレームの造形」です。なので、筆者は安い方を買っています。

その他のおすすめゴーグルはこちらをご参考にしてみてください。

ヘッドバンドを使う

ゴーグルの曇り方は大きく分けて2パターンあります。

① レンズ内の水蒸気量にレンズの防曇性能が耐えられなくなって曇るパターン
② 顔の汗が飛び散ってレンズに付着するパターン
①に関しては適切なゴーグル選びで解決できますが、②が厄介です。顔から飛び散る汗はゴーグルの防曇性能とは無関係にプレイヤーの視界を奪うため、視界が雨の日の窓みたいになります。
雨で濡れた窓

ゴーグル内に入ってくる汗は主に額や頭部から滴下してきます。滴下してきた汗はまつ毛や眼窩などに付着し、体の動きに合わせて跳ね上がってはゴーグルに付着して視界を曇らせます。

そこでヘッドバンドを使用することで、汗を目線より上で押しとどめようという作戦です。

これはかなり効果があり、1ゲームヘッドバンドをするだけでもヘッドバンドはかなり汗を吸っており、本来ゴーグル内に入り込んできていたであろう汗を防げていたことがわかります。

ヘッドバンドはテニス用のものでOKです。筆者愛用なのは下記のDRI-FITのヘッドバンドです。

ヘッドバンドには色々な価格帯の製品がありますが、吸水性と速乾性に優れた製品を選ぶことが大切になります。
繊維の量が少ない激安ヘッドバンドを選ぶとゲームの途中で吸水量が限界を迎え、ヘッドバンドから汗がダダ漏れになります。額の上には汗を吸ってぐちゃぐちゃのヘッドバンド、ヘッドバンドの下部からはダダ漏れの汗。端的に言って最悪です。
 
また、ヘッドバンドはゴーグルと帽子の間の額を被弾の際に守ってくれます。額への被弾は意外と多く、期せずしてインドの女性みたいになってしまうこともあります。

オドレミンを塗る

オドレミンは筆者が人生で出会ってきたさまざまな製品の中でトップ10に入るレベルで感動した製品です。いろいろな制汗剤を試しましたが、一番強烈に効いたのはオドレミンでした。

使い方:風呂上がりに乾燥した地肌に2、3滴を塗って乾かす

顔への使用は推奨されていませんが、目に入らないように気をつけて使えば一応使えます(経験談)。顔全体に塗りたくるのはおすすめできないので、おでこに少し塗る程度にしましょう。

塗った後、チクチクした感じがしますが、それは効いている証拠です。オドレミンに含まれる塩化アルミニウムが汗腺を塞いでいるときに覚える刺激なので、少し我慢しましょう。

これで額の汗を抑えることでゴーグル内に汗が入ってくることを根本から断ちましょう。

医薬品なので、かぶれなどの異常が出た場合には直ちに使用をやめ、皮膚科に相談して下さい。

最終手段:胸を縛る

これは最終手段です。夏場のサバゲーともなれば汗をかかない方が危険(脱水症状のおそれあり)なので筆者はやらない方法ですが、一応手段として紹介します。やるなら、梅雨くらいまでにした方がいいと思います。

舞妓さんの化粧が夏場にも崩れないのは半側発汗という仕組みを利用しているため。

半側発汗とは、乳首の上部あたりをきつく縛ると、体のそれより上の部分で汗をかきにくくなるという条件反射です。これをすると上半身でかくはずだった汗が出にくくなります。

その代償として締め付けの痛みがありますが、それを許容できる方のみ試すべき手段です。

筆者は仕事で汗をかきたくない展示会の説明員などの業務でこれを使っていました。

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