【経験則不要】3つのステップでAOE調整をしてみよう 工具とパーツ紹介も

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軽装で撃ち合いを楽しみたい派の管理人
車と銃で火の車なのであの手この手で節約を試みている

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以下のパーツのいずれか、もしくは全部を箱出しから交換する際には、必ずAOEの確認と調整を行いましょう。

  • ピストン
  • ピストンヘッド
  • シリンダーヘッド
  • セクターギア

AOE調整をサボるとメカボの中のいずれかのパーツが壊れる原因になります(どれが壊れるかは運)。

なお、筆者は超がつくズボラなので、記事随所に「まあこれでいっか」があります。神経質な方はご注意ください。

AOE調整とは?

AOEとはAngle Of Engagement(接触角度)の略称です。RTSじゃないです。

メリット
  • 銃の寿命が延びる
  • というかメカボ内部カスタムする場合やらないとマズい

セクターギアが最前進状態のピストンの歯に水平に当たるようにします。

セクターギアの先端でひっかけて強引に回すような当たり方だと、ピストンかギアがダメになってしまいます。

セクターギアとピストンの1枚目の歯が点ではなく、面で当たるようにすること

AOE調整は3点で行います。その前に必要なアイテムの確認です。

用意する素材と工具

シリンダーヘッド用スペーサー

専用スペーサーも販売されていますが、今回は近所の島忠に寄ったとき買ったワッシャーで代用します。単価でいうと1個5円とかそのくらいです。

↓専用スペーサー

シリンダーヘッド用ハネナイト

シリンダーヘッドにハネナイトを貼って衝撃吸収とピストンヘッドの高さを稼ぎます。

コンパスカッターでハネナイトを切り抜きます。

切り抜いたハネナイトに穴開けポンチで空気穴を作ります。

めちゃつよネバネバ系接着剤です。これでハネナイトとシリンダーヘッドを接着します。

歯を削るためのリューター

リューターがないと、やすりで鉄を削ることになります。途方もないです。

必要なAOE調整量の確認

買ったままのピストンをシリンダーに突っ込んだらこんな感じでした。

これだとピストンの歯とセクターギアの歯が「点」で当たってしまうので、歯が傷む原因になります。

セクターギアを手で回しながら歯同士が「面」当たる位置を探ってみたところ、3mmぐらいピストンを後退させてあげる必要がありました。

それでは調整していきましょう。

ピストンヘッド調整

1つ目はピストンヘッドの厚みを変えることで、接点を後ろにずらす調整。

やり方は簡単。スペーサーを適宜ピストンヘッドとピストンの間に挟むだけです。

先ほど紹介したワッシャーの厚みが1.5mmなので、これで3mmのうち1.5mmを稼げたことになります。

あまり大量に挟むとピストンヘッドとピストンを締結するネジが届かなくなります。

シリンダーヘッド調整

次はシリンダーヘッドにハネナイトを貼り付けて高さを稼ぎます。

目的はピストンヘッドの加工と同じです。

おまけのメリット
  • メカボックスの割れ防止
  • 静音化
手先が不器用です

ハネナイトをシリンダーヘッド径、直径21mmくらいに切り抜きます。

切り抜けたらノズル位置(メカボのバージョンによって穴の位置が違う)に合わせて打ち抜きポンチをあてがい、コンコンします。

AOE調整用ハネナイトができました。

先ほど紹介したセメダインでハネナイトをシリンダーヘッドに接着します。

瞬間接着剤ではないので安全を見て10分くらい待ちましょう。

これで2.5mm稼げたのであと0.5mmなのですが、もうめんどくさいのでこれで見切り発車します。

よほどピーキーなことをしない限り、0.5mm程度のAOE誤差で銃本体がぶっ壊れることはありません。

ピストン歯の接触部分切除

これは当たる

1枚目の歯同士のAOEがバッチリでも、セクターギアの歯がピストンの2枚目以降の歯をひっかいてしまうことがあります。

ピストンの歯が削れるだけならいいのですが、それで噛み合ってしまうとピストンを引きすぎてピスクラを起こします(1敗経験)。

手で回しながら当たり方を確認し、リューターで当たってしまうピストンの歯を削ります。

これでAOE調整は完了です。

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