筆者はサバゲーマーの中でもかなり限界の部類に属しています。限界すぎて毎週100円ショップでサバゲーに使えそうなものを探しています。
恥ずかしながらこんなブログをしながらトレポンの一本も持っていませんし(その証拠にトレポン記事はない)、自転車操業なので今は手元からエアコキが消え去っております。
さて、こんな筆者がこれまでの自転車操業で学んできた中古エアガンの実態を解説します。
中古エアガンの闇は深いのか
九割方の人は一度スマホを買ったら、画面が割れたりバッテリーが持たなくなるまで使い倒します。残りの一割の人が2年契約の節目でMNPするときに元手の端末を中古市場に流したりしますが、まともに動く端末はその中の一部です。
そう考えるとスマホの中古市場に転がっている端末は大体ヤバいと考えて差し支えないと思います。
ぼくも使えなくなった端末やPCを沢山中古に流しました。ごめんなさい。
それに比べればエアガンの中古市場はかなり健全な状態を維持できていると思います。理由として考えられるのは
- 市場の小ささ
- 利益の上げづらさ
- 購入者の練度
の3点です。詳細は後述します。
物凄く粗暴な言い方をしますが、中古市場が腐っている商品ジャンルは、
- 目利きができないのに
- コスパを求める情弱が
- 客層のマジョリティである
という3要件を満たしています。
こんなユーザーばかりの市場は、悪徳業者からすればカモがネギと鍋を抱えて厨房に入ってくるようなものです。
中古エアガンとは
下記の記事見出し「個人売買(中古)」で紹介したのですが、中古エアガン、特に個人売買の場合は販売側がかなり神経質になっており、実店舗の中古よりもかなり詳細に記述する傾向にあります。
また、中古エアガンは市場が小さいが故にヘタを打つと一瞬で個人が特定されて炎上します。
自己責任である
ここでいう自己責任とは、売り手の言葉に偽りがなかった場合、それ以降の動作についてはすべて自分で何とかする必要があるということです。
さすがに「新品未開封です!」と書いてあるのにボロッボロの商品が届いたら、それは普通に詐欺なので返品してOKです。
筆者はこの自己責任であるという部分はあまり問題ではないと考えています。詳細は次の項目です。
自己責任について
BULLETで買ったDASは、メカボを分解しても保証が効きますが、一般的なショップの保証は新品箱出しそのまんま以外全く保証してくれません。
とあるショップの永久保証に加入していたのでメカボ内の修理のために持ち込んだところ、「ストックを替えているので有償修理になります」と言われて開いた口が塞がらなかったことがあります。
そんな保証いる???????
この時に筆者は確信しました。
エアガンって結局全部自己責任やんけ
最近のエアガンは高品質に作られており、性能を求めるならばヘタにいじらずに箱出しのまま使った方がいいものも増えています。
それでも自分好みの一丁にしたい!と思うのが人の性です。というかストックを換えただけで改造扱いされるならそもそも保証なんていりません。
中古エアガン購入に必要な知識
中古エアガンを購入するにあたって、必要なスキルは大きく分けて2つです。
- エアガンの劣化に関する知識
- 書かれていないことを察知する嗅覚
エアガンの劣化に関する知識
当然ながらエアガンは使用していれば劣化します。劣化すれば性能が落ちるので、新品のように使うことはできなくなります。
生産から年月が経っているエアガンであれば、チャンバーパッキンをはじめとした樹脂部品が劣化している可能性が高いです。
フルオートで撃ちまくられた銃はモーターやギアが傷んでいる可能性が高いです。
セミオートを多用されていた銃はスイッチが焼けている可能性が高いです。
それ以外にも森林フィールドメインで使われていればメカボックス内に泥が入り込んでギアに負荷がかかっていたり、ピーキーなカスタムが施されていればそもそもの耐用年数が短かったりします。
このように、「こう使えばこう劣化する」という一般的な知識がないと、一見お買い得な地雷商品を掴んでしまうことがあります。
書いていないことを察知する能力
中古商品を売る側は、嘘にならない範囲でなるべく商品が魅力的に映るように表現します。これ自体は何ら責められるべきことではありません。
例題です。以下のような出品があった場合、どのようなことに注意すべきでしょうか?
新品価格50000円、中古価格40000円が相場のエアガンが30000円で出品されているとします
- セミオート、フルオート共に問題なく動作します
- 初速は0.2g弾で89m/sでした
- サイクルは15rps程度です
- フィールドで5,6回使用しました
- 外観に大きな傷は見受けられません(写真別添)
- マガジンは純正マガジンをお付けします
さあ、一見よく見るとてもお買い得な商品ですが、筆者はこんな商品を見ると3点気になるポイントが出てきます。
- 手放す理由が書いていない
手放す理由を書くか書かないかは出品者の自由ですが、虚偽の発言を恐れる善良な人間の心理は「後ろめたいことがあるから黙っておこう」という行動の動機になります。 - 精度に関する記載がない
性能に関する記載はかなり詳細なのに、精度に関する記載がありません。「30m先でマンターゲットに当てられない」などの精度に関する瑕疵があるのかもしれません。 - なぜ純正マガジンしか付けない?
マガジン1本だけで何度もサバゲーに使うとは考えにくいです。ということはサブのマガジンがあるはずですが、自分で使う他の銃のために取っておいてあるということです。何本も銃を持っている人ならマガジンは使い回すのが当然ですが、この人はどうでしょうか?
筆者は中古エアガンを買うときはこのように少し穿った見方をしています。
当然上記の懸念が杞憂であればそれに越したことはないので、気になるポイントがあれば質問してみるのがいいでしょう。
筆者もよくエアガンを出品する側の人間ですが、購入を前提としてされる質問には嫌な気はしません。
まとめ
中古エアガンは一部の商品群に比べると良品が多く出回っている市場であると言えるでしょう。
しかし、何も考えずに価格に飛びついてしまうと安物買いの銭失いをしてしまうリスクがあることは理解する必要があります。
解説は以上です。最後に、2024年4月現在、筆者がフィールドでよく使っている銃を貼っておきます。