「電動ガンは2万円から買える(関連記事)けど、もっとこう、ジャキーン!とかズガガガッ!とかやりたい!」という要望に応えて各社からブローバック電動ガンなどが発売されています。
基本的にガスブローバックライフルであればすべてのアクションが実銃同様に楽しめるのですが、冬場に使えなくなったりランニングコストが高かったりといったデメリットもあります。
本稿では多機能な電動ガンを紹介していきます。
電動ガンの種類
電動ガンには様々な種類があります。まずはユーザーが楽しめるアクションにはどんなアクションがあるのかを見ていきましょう。
東京マルイ次世代電動ガン、3つの世代
まずは皆さんご存じの東京マルイ次世代電動ガンについて一度振り返ってみます。東京マルイ次世代電動ガンの機構のうち、どのギミックを望むかを理解することでエアガン選びの参考になれば幸いです。
次世代電動ガン第一世代(リコイルのみ)
2007年に登場したAK74MNが発売されました。高い命中精度と剛性、そして画期的なリコイル機能を搭載したモデルです。このモデルは次世代電動ガンの中では一番古い部類に当たります。
それでもサバゲーで使う分には現在でもそんじょそこらの海外製電動ガンよりは遥かに戦力になる老戦士です。
次世代電動ガン第二世代(第一世代+オートストップ)
AK74MNデビューの翌年、2008年にSOPMOD M4がデビューします。このモデルからはマガジンと連動したオートストップ機能が搭載されました。マガジン内の弾を撃ち切るとボルトキャッチが開き、次のマガジンを装填した後にボルトキャッチを押すと射撃が可能になるという機構によって、これまでになくリアルな操作を楽しむことができるようになりました。
ちなみにAK47 Type3ではボルトキャッチの代わりにチャージングハンドルを引く動作なのでより派手な操作感で楽しいです。
次世代電動ガン第三世代(第二世代+コッキングアクション+電子制御)
2021年に満を持して発売された次世代MP5で、ついに次世代電動ガンは初弾装填時にチャージングハンドルを引くことに意味が与えられました。多くの海外製電動ガンで搭載されている3点バースト機構は射撃前に設定が必要なのに対して、こちらはセレクターを動かすだけ。性能も安心と信頼のマルイ製(初期ロットに冬苦手問題あり)で、現時点の東京マルイの集大成です。
各社ギミック付き電動ガン紹介
リコイルが楽しみたい
リコイルはギミック付き電動ガンの代表的な付加価値要素。「俺は今撃っているぞ!」という感覚を如実に感じることができるのはリコイル機能付き電動ガンの特権です。リコイルだけを求めるのであれば、電動ガンは比較的安く手に入ります。
より重いリコイルを!よりメタルな質感を!という要望に応える製品が下記のBOLT製B.R.S.S.シリーズです。
リロードアクションが楽しみたい
次世代電動ガン第二世代に相当するリロードアクションも楽しみたい方にはこんな銃があります。
G&GはPDWや廉価モデルにユーザーが集中しているのであまり脚光を浴びることがありませんが、意外にもオートストップがかかるモデルが存在します。G&Gの11.1V系の実射性能は折り紙付きなので、悪くない選択になるでしょう。
KSCのERGシリーズはリコイルに加えて次世代電動ガンの様にオートストップがかかります。東京マルイの陰に隠れてあまりユーザーが多くないKSCですが、ガスブロも含めてユニークな銃を多くラインナップしているのでぜひご検討ください。
テイクダウンを楽しみたい
テイクダウン・分割メカボックスはICSのお家芸。さらに電子トリガーまで乗っけてキレキレの3点バーストをぶっ放せるのがICSのMP5。ブローバックはありませんが、10万円以下でテイクダウンを楽しみたいというプレイヤーの方にはICSの電動ガンがおすすめです。
そりゃトレポンもあるけどトレポン勢ってこんなサイト見てないじゃん…?
全部譲れない
ここまで来てしまうと日本で現状手に入るエアガンの選択肢はほぼ2択。ガスブロかGBLSのDASです。本稿は電動ガンに絞った記事なので、DASをご紹介します。
D(ynamic) A(ction) S(ystem)は2022年現在最もリアルな操作が楽しめる最高級エアガンです。
リコイルはヘビーリコイルキットを積み込むと実銃さながらの重いリコイルを楽しむことができます。トリガープルは現在流行している軽い操作感ではなく、実銃を再現した3kg。初弾装填時にはフルストロークのチャージングハンドルを引き切ります。
不調の際には実銃の様にテイクダウンピンを抜いてテイクダウンできます。
それから、それから…もうBULLETさんで撃ってきてください!事前連絡すれば店舗内で試射させてもらえます。絶対に「やっば…なにこれ…」ってなります。