サバゲー用品9種の相場と定番商品

お金の話
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軽装で撃ち合いを楽しみたい派の管理人
車と銃で火の車なのであの手この手で節約を試みている

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サバゲーに興味を持って必要なものを調べているが、おすすめも価格帯もまちまちでわからないという方も多いのではないかと思います。

本稿では「まともに使える最低ライン」の装備を調達できる価格帯を片っ端から紹介していきます。

なお、本稿では製品ごとに価格帯を

  • ローエンド
  • ミドルレンジ
  • ハイエンド

の三種類に分けて価格帯と代表的な商品を紹介します。

電動ガン

電動ガンは一番悩む買い物です。本稿ではM4A1をベンチマークに価格帯ごとにどんな電動ガンがあるのか見ていきましょう。

ローエンド:19,000円~30,000円

ローエンドの代表的なモデルは東京マルイのスタンダード電動ガンです。

スタンダード電動ガンと侮ることなかれ。基本設計は25年前の代物ですが、その性能は今日でもサバゲーで十分に使用できます。

なんならカスタム沼にハマった人はあえてスタンダード電動ガンをカスタムベースにする方も多くいます。ちょうど一昔前のS13シルビアみたいな扱いです。

ミドルレンジ:30,000円~50,000円

マルイ 次世代電動ガン M4A1 ブローバック式電動ガン
マルイ

ミドルレンジの代表的なモデルは東京マルイの次世代電動ガンです。この価格帯になると、電子トリガー、リコイルシステム、メタルフレームなど、付加価値の高い製品が登場します。

また、サバゲーにおける価格に対する性能上昇の曲線はミドルレンジでほぼ頭打ちになり、それ以上はほぼ完全に道楽の世界に入っていきます。

ハイエンド:50,000円~

上記はM4ではありませんが、50,000円を超えてくるとこだわりの逸品が登場するようになります。

とことんまで実銃を再現した一挺や、メーカー技術の粋を集めた一挺が登場します。

中には銃本体だけで20万円を超えるエアガンまであります…

ゴーグル

ゴーグルは一番大切な買い物です。エアガンを持たずにフィールドに入ることはできますが、ゴーグルを着けずにフィールドに入ることはできません。

ローエンド:1,500円~3,000円

「とにかく安く済ませたいんだ!」という方はとりあえずこれを買っておけば屋内外問わず、どこのフィールドでも行けます

最初から高級ゴーグルに手を出してもいいですが、初期投資を抑えるために最初は徹底的に安いものを選びのも一つの手です。

ミドルレンジ:3,000円~8,000円

created by Rinker
エッジタクティカルアイウェア(Edge Tactical Eyewar)

多少は着け心地やデザインも重視したいという方は8000円以下で選ぶのがいいでしょう。ミドルレンジのゴーグルは優れた防曇コーティングをされたゴーグルが多いです。

豆知識として、それらのゴーグルは絶対に拭いてはいけません。汚れたら流水で洗って自然乾燥させましょう。

ハイエンド:8,000円~

ここまで来ると着け心地や信頼性は抜群なのですが、サバゲーにはいささかオーバースペックです。ここで言う防弾って実弾のことなので…

それでも実在の部隊をモチーフの装備がしたい、最高にクールなゴーグルでゲームしたい、街でも使いたいなど理由があるのであれば後悔しない買い物になるでしょう。

グローブ

サバゲーは少し上達してくると顔と指先にばかり被弾するようになるので、5,6回通う頃にはいいグローブが欲しくなってきます。

ローエンド:~2,000円

廉価なグローブでも手指を保護することはできます。当然価格相応の性能なのですが、1.5万円以下のエアガンのようにそもそも使い物にならないというわけではありません

ワークマンの忍レンジャーは廉価で使いやすいグローブとしてサバゲーマーにも広く支持されています。

ミドルレンジ:2,000円~5,000円

ミドルレンジの定番はメカニクスのグローブです。素材がしなやかながら強度があり、縫製が丁寧で指の動きを邪魔しないため、本来作業用グローブであるにもかかわらずサバゲーマーの人気ナンバーワングローブになっています。

中でも上記のM-PACTは指の甲(?)の部分にラバーが付いており、撃ち合いでの被弾時の痛みを軽減してくれます。

ハイエンド:5,000円~

実物装備にこだわりたい人はグローブにもこだわります。

実銃を操作する際のハードな衝撃や強い握力でもぶれないように作られたタクティカルグローブはガスブローバックガンとの相性がいいです。

ブーツ

ブーツは安全性、速力、敏捷性のすべてに倍率の係数をかけてくれる装備です。スニーカーでもサバゲーはできますが、適切なブーツを使用することでより快適なサバゲーライフを送ることができます。

ローエンド:~5,000円

筆者は安物買いのプロですが、ブーツはあまりケチりません。

筆者はフィールドで人が転倒して骨折する瞬間を2度も見ています。

自分がそうならないために足元はしっかりと固めておきたいと思い、安いブーツは買わないようにしています。

しかし、屋内フィールドがメインだったり、激しい動きをしない方は安めのブーツにするという選択肢もあります。

ミドルレンジ:5,000円~10,000円

登山用品店で手に入るエントリークラスから、タクティカルブーツのミドルレンジがこの価格帯に収まります。

この価格帯のブーツはコスプレ用の域を出て、「装備品」として作られているものが多くなってきます。

筆者はサバゲー用のブーツを買うときは大体1万円札を握りしめて登山用品店に行きます。

ハイエンド:10,000円~

本質的に「靴」なので、いいブーツは高いです。それだけのことです。

しかし、サバゲーでしばしば行われるすり足やスライディングなどの動作は、ブーツが想定しているストレスとは異なるダメージをブーツに与えます。すると高級なブーツもある程度使用すると壊れ始めます。なので、ブーツはサバゲーで使う以上はトレッキングとは比較にならないほど早く消耗すると考えるべきです。

ニーパッド

ニーパッドを装着するとサバゲー中の身体の使い方が自由自在になります。膝立ちの体勢は撃ち合いにおいて敵の照準をずらすために非常に有効です。

ニーパッドに求める性能は三点。フィット感、接地感、耐久性です。

安いセットを買うとエルボーパッドも入っていることが多いのですが、エルボーパッドは使いどころがわかりません。

ローエンド:~3,000円

安いニーパッドもニーパッドとして使えます。ニーパッドの性能三点と価格は綺麗に比例するので、ここは予算と相談しながら選ぶべきです。安物は価格相応にズレやすく、安定せず、壊れやすいです。

ミドルレンジ:3,000円~5,000円

ド定番。HATCH X TAKです。何を隠そう安くて頑丈。筆者はこれを6年酷使していますが、いまだに壊れる気配がありません。ただし、更にお高いニーパッドに比べるとフィット感や設置感は劣ります。

ハイエンド:5,000円~

「いいモンは高いんすね~」と言いたくなるのがARC’TERYXのニーパッド。HATCHのX-TAKが明らかにニーパッドで接地しているのがわかるのに対して、こちらはあたかも膝で柔らかい地面に接地しているかのような接地感です。

それは接地面が滑らかな局面で仕上げられているから。フィット感も高く、文句なしの逸品です。

光学サイト

光学サイトの搭載はエアガンを購入したら最初に行うべきカスタムです。

アイアンサイトで弾をばら撒くところから、光学サイトで狙ったところに弾を飛ばすようにステップアップしたら初心者卒業です。

ここではホロサイトでベンチマークしていきます。

ローエンド:~5,000円

この価格帯の光学サイトは例外なく最廉価のレプリカです。

アイアンサイトから進歩するのであれば安いサイトでも十分ですが、安いサイトは高いものに比べるとドットの光量が少なかったり、レンズが暗かったり、照準がズレやすかったりします。

サバゲーは実戦ではないので、ちょっと照準がズレてきたな~と思ったら休憩時間にシューティングレンジでゼロインすればOKです。

ミドルレンジ:5,000円~15,000円

この価格帯になると高品質レプリカVector Optics、Novel Arms, 東京マルイなどが選択肢に入ってきます。サイトの信頼性や性能はローエンドのものよりも格段に高くなり、ゲーム中のストレスが低減されます

ちなみに、レプリカである限りホロサイトと表記されていても表示形式はすべてドットサイトです。

ハイエンド:15,000円~

ハイエンド≒実物光学サイトです。ホロサイトであれば10万円前後、ドットサイトであれば3万円前後はすると思ってください。視認性、信頼性においては実物サイトに敵うものはありません。

被弾によるレンズ割れという悲劇を防ぐために、多少不格好でもレンズカバーは付けましょう。BB弾の被弾を前提としてポリカーボネイトで作られている東京マルイやVector Opticsのドットサイトとは違い、実物サイトは実弾が被弾すれば当然壊れるので防弾仕様にはなっていません

ハンドガン

キルハウスへの突入時、板バリケの裏にいる敵にクイックショットをお見舞いするとき、ライフルの弾が切れてとっさに対応するときなど、ハンドガンの出番はたくさんあります。

ローエンド:~5,000円

この価格帯のハンドガンはエアーコッキングガンか10歳以下用電動ハンドガンです。

意外と超至近距離であればこの価格帯のハンドガンでも高級品と遜色ないプレイングができたりします。それでも飛距離か連射力のどちらかを犠牲にする必要があるので、1ゲームを通してハンドガンで戦いたいという方には厳しい選択肢になります。

それでもエアコキでアサシンムーブをするんだ!という猛者もいるので一概には否定できません。

ミドルレンジ:5,000円~20,000円

この価格帯は従来型のガスブローバックガンや電動ハンドガンの主戦場です。サバゲーで満足に戦えるハンドガンが欲しければあまり難しいことは考えずに東京マルイの18歳以上用ハンドガンを買っておけばOKです。

色々なハンドガンを使った結果ここに戻ってくる人もかなりたくさんいます。

ハイエンド:15,000円~

VFC SIG AIR P320 M17 ガスブローバックピストル (SIG Sauer フルライセンス) by VFC
VFC

ハンドガンもまた一つの独立した深い沼です。カスタムだけでなく、贅を尽くしたウェスタンアームズのガバメントや、漫画で憧れたアレコレを手に入れることができるのは高級ハンドガンの愉しみの一つです。

中には10万円超えの一品も…

ガンベルト

サバゲー装備の雰囲気をワンランクアップさせてくれるのは他でもなくタクティカルベルトです。筆者のスタイルはジーンズ・パーカー・ベルトです。ベルトにも何種類かあるので、自分のスタイルや予算に合ったものをぜひ選んでみてください。

ローエンド:~4,000円

廉価なベルトでも十分ゲームに利用することができます。

特にMOLLEウェビングの施されたベルトには各種装備品を追加することができるので、サバゲーでなにも装備していない状態に比べてタクティカルアドバンテージになります。

ミドルレンジ:4,000円~8,000円

もう少しお金を出すと、二層構造など、もう少しこだわったベルトを選択できるようになります。この価格帯ではまだレプリカベルトが主体です。

ハイエンド:8,000円~

ベルトにもまた実物装備が存在します。中には米軍放出品などもあるため、装備を揃えたい方は優先的に揃えていくとよいでしょう。品質は価格なりに上等です。

プレートキャリア

プレートキャリアは見栄えを本格的にしてくれるだけでなく、素早いマガジンの取り出しを実現したり、ワッペンなどと組み合わせて装備に個性を生み出すのに役立ちます。

必須ではありませんが、セットアップの幅をぐっと広げてくれる装備です。

ローエンド:~7,000円

マガジンポーチも付いて5000円以下なら安いじゃん!と多くの初心者が購入するのがこの価格帯のプレートキャリア。

使っているうちに作りの粗さが気になるようになりますが、初めてのプレートキャリアとしてセットアップの勉強などには役立ちます。大丈夫、そのうち「これが3万なんて安い!」と言うようになります。

ミドルレンジ:7,000円~25,000円

予算との兼ね合いで好きなデザイン、機能のキャリアを選べるようになります。安めのブランドであればCONDORなど、実物装備も選べるようになります。

セットアップの総額と予算を見比べながら選ぶのがいいでしょう。

ハイエンド:25,000円~

この価格帯にあるのは実際に軍隊や部隊に支給されている実物装備です。

物によっては10万円を超える代物もあります。ここまで来ると完全に道楽の世界に入るので、ハイエンドゴーグルと同じように、強いこだわりを持って選ぶようになります。