エアガンの性能向上に有効なお手軽カスタム5選+α

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エアガンの性能を向上させたいけど何をすればいいんだろうか?メカボ洗浄?グリスアップ?難しそうな単語が並ぶエアガンカスタムですが、エアガンを壊してしまう/性能を損なってしまう可能性を最小限に性能を向上させるカスタムをご紹介します。

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関連記事:部品交換不要、カスタム未満の「ちょい足し」カスタム

SBD取付

効果:電動ガンの寿命を延ばす

SBDの装着はMOSFETの搭載されていないエアガンを購入した場合、最初に行うべきカスタムです。

SBDそれ自体はエアガンの性能を向上させる部品ではありませんが、その後に続くカスタムを施してもエアガンを壊れにくくする部品です。

SBDを取り付けるとスイッチで火花が散りにくくなり、エアガンの寿命が延びます。どんなにカスタムを施しても肝心かなめのエアガンが動かなくなってしまっては元も子もありません。

なので、安いやつでOKです。SBDを買ってきて取り付けましょう。

ドライバー一本でできる、最も手軽で、長期間にわたって効果を発揮するカスタムです。

モーター交換

効果:レスポンス・連射速度・もしくはその両方を改善する

モーターの交換はSBD取付のついでに行える、最もお手軽な部類のカスタムです

迷ったら上記のサマリウムコバルトモーターを使いましょう。少しお高いですが、効果は絶大です。

モーターは電動ガンの心臓部。どのようなモーターを選ぶかによってエアガンの性格が変わります

ハイトルクモーター:セミオートのレスポンスが改善。セミロックしにくくなります。
ハイスピードモーター:フルオートの連射力が高まり制圧能力が上がります。

上記のサマリウムコバルトモーター(通称”サマコバ”)はハイトルクモーターの代表格。最近はインドア以外にもセミオートのみでゲームを回すフィールドが増えてきているため、そのようなフィールドで猛威をふるいます。

また、ハイトルクモーターが優れているのはその他のカスタムを要求しないことです。ハイスピードモーターに交換すると、部品を交換してモーターの回転速度にメカボックスを追いつかせる必要が出る場合がありますが、ハイトルクモーターではその必要はありません。

モーター変更もドライバー一本でできるカスタムです。

リポ化

効果:射撃レスポンス・サイクルの改善

お手軽とかいうレベルではなく簡単なのがリポ化です。「リポ化」と呼ぶから何か手を加える必要があるのかと思うかもしれませんが、なんのことはありません。

東京マルイのミニS端子のバッテリーを使っているのであれば、ニッケル水素バッテリーの代わりに7.4Vのタミヤプラグが付いたリポバッテリーを使うだけです。

注意点:リポバッテリーはニッケル水素バッテリーよりも繊細なバッテリーです。利用時には以下の三点を守って管理してください。下記を守らないと、燃えるかバッテリーが死ぬか、もしくはその両方が起きます。

1. 使用時以外はリポケース(難燃性)に収納する
2. 専用充電器で充電する
3. チェッカー・ディスチャージャーを用意する

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ハイテック マルチプレックス ジャパン(Hitec Multiplex Japan)

パッキン交換

効果:精度・初速の向上

レスポンス・サイクル以外で自分の電動ガンの性能に満足できない場合、最初にやるべきカスタムはパッキン交換です。

パッキンは様々なメーカーが発売していますが、迷ったら東京マルイの純正パッキンに替えればOKです。

よく海外製電動ガンのコスパアップを引き合いに「マルイはオワコン」という人がいますが、それらの電動ガンのいずれかでも箱出しでほぼ100%、90m/sを安定して叩き出し、40m先のマンターゲットに必中できるのかと言い返したくなります。

そんな抜群の信頼性を誇る東京マルイのパッキンに替えておけばまず間違いはありません

筆者はマルイ以外にもメープルリーフ宮川ゴムのパッキンを使用しています。いずれも素晴らしい製品ですが、ロットの安定感やコスパの良さを加味した総合点ではマルイの純正パッキンに軍配が上がります。

インナーバレル交換

効果:精度・初速(落ちる場合もあり)の向上

インナーバレルの交換は分解の行程的にパッキン交換と一緒にやってしまうのがおすすめです。

東京マルイ製電動ガンの場合はあまり必要のないカスタムですが、海外製電動ガンの場合はインナーバレルとパッキンの交換でマルイ同等レベルの射撃精度を出せる場合が多いです。

逆にこれでもダメな場合、チャンバーがダメなのでチャンバーを交換することになります(当たり外れが多いんだこれが)。

インナーバレルは自分のエアガンのサイズに適合したものをしっかり選んでください。

インナーバレルには大きく分けて2種類の流派があります。
1. タイトバレル:径が狭い。インナーバレル内でBB弾を滑腔させる。初速が上がる。
2. ルーズバレル:径が広い。インナーバレルにBB弾を接触させない。初速が下がる。

タイトバレルはそれだけで初速と弾道を向上させることができるバレルです。一方で確実に初速が上がってしまうため、インドアフィールドで使えない初速になったり、気密性の低かったエアガンに組み込むと一発で初速が法定値の1Jを超えてしまうリスクのあるカスタムです。

ルーズバレルは、「吐出する空気の量を増やしてやれば、空気が外気に対する壁になってBB弾の対気速度が落ちるから、同じ初速でも遠くまで飛ばせる」という設計思想のバレルです。なので、吐出する空気の量と速度を増やすカスタム(シリンダー・スプリング等)をしないと初速は確実にダウンします。

 

カスタムを始めるその前に

ちょっとだけ待ってください。性能向上のカスタムは楽しいですが、その前に試してみてほしいこと、用意してほしいものがあります。

 

試してみて!0.25g弾

屋外フィールドで精密射撃をしていて精度の低さに悩まされているのであれば、安い0.2g弾を一回やめて0.25g弾を使ってみてください。0.2g弾に比べて25mから先の集弾性能が格段に向上します

一般的な電動ガンで0.25g弾の初速は0.2g弾に比べて10m/s弱低くなりますが、これは問題ではありません。初速×重量=運動エネルギーで、同じエアガンであれば射撃時の運動エネルギーは同じなため、空気抵抗によるエネルギーロスを受けにくい重量弾の方が遠くまで真っすぐ飛びます。

弾速計を忘れずに!

モーターの交換やパッキンの交換でも初速は変動します。1Jを超える初速のエアガンの所持は銃刀法で禁止されているため、内部カスタムには法に抵触するリスクが常につきまといます

もっと現実的な問題として、初速を測らずにカスタムを施した銃をフィールドに持ち込んだら朝の弾速チェックで微妙に初速をオーバーしており、フィールドから退場になることがあります

その時のスタッフの申し訳なさそうな感じと持ち込んでしまった本人の気まずそうな感じは忘れられません。フィールドとしては犯罪者を入れるわけにはいかないので当然の処置ではあります。

自分が違法行為をしてしまうのを防ぐために、カスタムする際には何かするたびに初速を計測するようにしましょう。

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