「別にゴリゴリのカスタムをしたいわけじゃないんだけど全体的に性能で勝てない感じがするな~」というとき、筆者はライトチューンに向いた定番パーツをとりあえず組んで遊びます。
今回はそんな海外製電動ガンの性能を全体的にじわっと底上げするようなパーツを紹介します。
チャンバー周り
どんな銃でもギアをいじらない場合にまず手を付けるのはチャンバー周りです。精度・初速を稼ぐならまずはここからです。
パッキン
当サイトではしつこくマルイパッキンをおすすめしています。
それは
- 性能が高く
- ブッチギリで安くて
- 安定している
からです。とりあえずマルイパッキンを組んでおけば40mまでは狙えます。
それでも弾道がおかしい場合はパッキンをあれこれ替える前に下記のチャンバーとインナーバレルを見直してみましょう。
パッキンは消耗品なので家にいくつか常備しておいてもいいでしょう。
チャンバー
これまたお安めのチャンバーですが性能は折り紙付きです。
付属のパッキンは硬く、精度を高められるような代物ではないのでマルイパッキンを代わりに使いましょう。
マガジンを抜くと青いのが見えてしまいますが、こまけえこたぁいいんだよという人向けのコスパパーツです。
インナーバレル
インナーバレルを標準の6.08mmから6.03mmにすると、それだけで初速アップ効果があります。
また、この紅蓮シリーズの1と2の違いはマズルのテーパー加工くらいなので、筆者は基本的に安い方を選んでいます。
テーパー加工がどのくらい効果があるかはよくわからないんですよね…
それはそうとこのシリーズは工作精度が高いわりにお値段が控え目なので使いやすく重宝しています。
モーター周り
レスポンスを改善したくなったらまずはバッテリーとモーターです。
モーター
当サイトで何度も紹介しているSHSのハイトルクは、18:1ギアのレスポンス重視から13:1のハイスピード構成まで手広く対応できるモーターでありながら、実勢価格が4000円ちょっとという高コスパモーターです。
ピニオンも後述のSHSなので結構いいやつが付いています。
ピニオンギア
ギアがギャンギャンギャリギャリ言う場合、シム調整の自信がなければまずはピニオンを見直してみましょう。意外とピニオンを替えるだけで騒音が解決する場合が多いです。
ピニオンギアの変更にはピニオンリムーバーが必要なので忘れずに調達しておきましょう。
吸排気系
ノズル
給弾不良が起きる、他の部品の気密はばっちりのはずなのに初速が出ない場合、ノズルが合っていない可能性が高いです。
良いノズルを使うことでチャンバーへの給弾位置を安定させることができ、初速と精度が向上します。
でんでんむしはノズルとしては少し高い部類に入りますが、300円程度のアルミノズルを使うと給弾不良が悪化したりするので、とりあえずはこれをおすすめします。
Oリング
G.A.W.のピストン用Oリングは最近値上げしましたが、まだまだ定番です。
Oリングの交換はシリンダー内の気密を高めると同時に摩擦抵抗を減らしてヘッドスピードを稼ぎ、初速を高めるのが目的です。
箱出し電動ガンの場合、Oリングの工作精度が低くて気密漏れしていたり、表面処理が均一ではなく摩擦抵抗が高い場合があります。
ピストンを替えたときにはとりあえず組み込んでおいて損のないカスタムパーツです。
ピストンヘッド
ピストンヘッドの仕事はしっかり吸気すること、空気をまっすぐノズルに送り込むことです。
その点でライラクスのピストンヘッドは優秀な性能をしています。安物ピストンヘッドには吸気効率が悪かったり、ネジが外れやすかったりします。
しっかり締めたつもりでも数百発ドライブしているうちにネジがゆるゆるになっていた、なんてことも。
個人的にピストンヘッドは安物買いの銭失いになりやすい部品だと思います。
駆動系
ピストン
正直ピストンにはあまり詳しくないので、予備として持っておくなら安いやつでいいんじゃないかなと思います。
モーターを替えたりスプリングレートを上げたりすると、ピストンのギアにかかるテンションが高くなります。そこで歯は金属の方がいいと思います。
ボディまで金属だとピストンが重くなったり、うまく回らなかったときにピストンではなくギア側が壊れてしまったりするので、ある意味「しっかり壊れる」樹脂ボディ+金属歯が一番いいのではないかと思っています。
スプリング
箱出しのスプリングだと初速が足りなくて火力不足という場合、最後の手段としてスプリング交換があります。
不等長スプリングの方がバネ鳴りしにくいです。また、M90を組み込むのは筆者の体感上スタンダードM4をいい感じの初速にしやすいからです。