サバゲー技術の基礎:索敵編 第2回 敵は切れ目にいる

サバゲーの基本技術
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軽装で撃ち合いを楽しみたい派の管理人
車と銃で火の車なのであの手この手で節約を試みている

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前回の記事で銃口の先を軸にして索敵する方法を解説しました。
本稿ではどこに銃口を向けるべきか、どこには向けなくてもいいのかを解説していきます。

タイトルで大体語りつくしてしまっていますが、サバゲーにおいて最も重要な危険地帯、遮蔽物の切れ目に関して掘り下げていこうと思います。

切れ目を認知しよう

前回の記事で身を隠しているバリケードから一歩後退して銃を構える大切さについて解説しました。次は連続的なクリアリングをしていきましょう。

自分が身を隠したバリケードから銃口を外に向けたとき、クリアする必要があるのは銃口の延長線上、フィールドの端までになります。ですが、実際に敵がいるのはバリケードや遮蔽物の切れ目です。

初心者は下図の★の位置にいると、どこに敵がいるかわからず動けなくなってしまいがちです。まずは自分のいる位置からどこまで顔を出せるのかを把握しましょう。

架空のサバゲーフィールド

そのために行うのはフィールドと敵のマッピングです。

自分のバリケードに対して射線を通すことができる切れ目をすべて洗い出してみましょう。するとこうなります。赤が敵のいるリスクがある切れ目です。

一か所ずつ脅威を排除しよう

それでは赤の敵のリスクを一つずつ排除してみましょう。
前回の記事で述べたように壁から一歩離れて銃を構えます
①に照準を合わせて敵がいなければ、少しだけ体を乗り出して最小限の露出面積で②に照準を合わせます。以後③、④、⑤と続けます。

青い敵の射線は途中で切れているので無視できる

初心者はどこに敵がいるかわからないのでゆっくり満遍なく見ようとしてしまいがちですが、クリアリングは面ではなく線で行います。たとえば①と②の間、②と③の間は見なくても大丈夫です。そこに敵が棒立ちしていることはありません。

NG例。ぐるっとのぞき込もうとしてはいけない。

①に照準を合わせて敵がいなければ、銃を構えたままビシッっと②に照準を合わせます。敵がいれば撃ち合いが始まります。

そのようにして①~⑤をクリアすることができると、あなたの前には広大な安全地帯ができたことになり、以下のような鳥瞰図が見えてきます。

ここまで来れば最初の段階に戻って手近な青い敵の脅威を排除してどんどん前進しましょう。

AOR持とう

本稿では個人の動きをわかりやすくするために一人でのクリアリングを例にしましたが、実戦では仲間と共同でクリアリングしていきます。

AORとはArea of Responsibilityの略で、サバイバルゲームなどの白兵戦においては個人がクリアリングの責任を持つ範囲を指します。

あなたがクリアリングの責任を果たしてクリアであることを正確に味方に伝えられれば、味方はあなたの言葉を信じて前進することができます。逆にクリアリングが甘いとその言葉を信じて動いた味方を危険に曝してしまうことになります。

先ほどのフィールドをもう一度見てみましょう。
仲間が自分で目の前の敵を排除し、あなたが①~⑤の脅威をクリアしたという前提です。しっかりとAORをクリアし、味方にその情報を伝えられれば、味方は敵に気づかれずに前進し、青い敵の側面を攻撃することができます。

黒星=仲間
横からの射線がないので味方は一気に前進できる

最後に

クリアリングは自分が生き残るための必須スキルですが、それと同じくらい味方に有益な情報を提供することができます。

仲間との連携もそのほとんどがクリアリングに関する連携です。自分が生き残るのに必死というフェーズを抜け出して仲間と一緒に敵を倒しに行くという楽しさに出会ってしまったら、もうあなたはサバゲー沼に膝まで浸かっています。

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