サバゲーは自己申告のゲームです。中空にある弾に当たったら跳弾だろうが、同士討ちだろうが、威力が弱かろうがヒットです。
残念なことにその自己申告ができない人が一定数いるのは事実です。
そのように自己申告できない人はゾンビと呼ばれ、蛇蝎のごとく忌み嫌われます。
自分がゾンビにならないために
ゾンビに出会ってしまうのは困りごとですが、それ以上に自分がゾンビになってしまうのはもっと困りごとです。
身内がゾンビやっているときの気まずさったらありゃしません。せっかく楽しみに来ているのに身内を𠮟るようなことはしたくないですし、スタッフに身内を告発するのなんてもっと嫌です。
そうならないためにもまずは自分がゾンビにならないようにしましょう。
気づきにくい装備の音を覚えよう
気付いているのに気づかないふりをするのは論外ですが、当たっていることに気づけない場合もあります。
初心者のうちは音の判別は難しいので、なるべく軽装でプレイすることをお勧めします。
最初のうちは軽装の方が動きやすいし涼しいのでサバゲーそのものを楽しむことができます。
音を覚えておくべき装備は以下の通りです。
可能であれば家など安全なところで友人や家族に協力してもらうといいでしょう。普段エアガンを撃つことのない人にエアガンを渡して「自分を撃ってくれ」と言えば大喜びで撃ってくれます。
エアガン本体
ガンヒットもヒットですが、ガンヒットには気づいてもらえないことも、気づけないことも多いもの。銃に当たった時の音は特徴的なので、ハンドガンで自分のライフルに撃ち込むなどして音を覚えておきましょう。
傷がつく?サバゲーをやっていればエアガンなんてすぐ傷だらけになります。
プレートキャリア背面
プレートキャリアの背面は硬いため、皮膚まで被弾した感触が伝わりません。
上級者は自分のプレキャリに被弾した音をよく知っているためしっかりヒットを取ってくれますが、プレキャリデビューしたての初心者はよく「プレキャリ気づかないゾンビ」になってしまいます。
ダンプポーチ
ダンプポーチは意外と気づきにくい部位です。形状が袋になっているため、被弾の衝撃を完全に吸収してしまう上、大きな音も出ません。その代わりに「ボスッ」という独特の音がするのでダンプポーチの被弾音は覚えておきましょう。
相手をゾンビにしないために
筆者は交戦距離の短いフィールドに行くことが多いのですが、それでも被弾に気付けない人はたくさんいます。
そんなときは「あいつゾンビだったぞ!」と怒る前にしていただきたいことがあります。
まずはわかりやすい箇所に何発か撃ち込みましょう。先述したように、ダンプポーチやガンヒットだと気付かない人も多くいます。また、色々な装備を付けている人だと、音がしても装備同士のこすれる音に紛れてしまって気付かないこともあります。
一箇所に撃ち込むともしかしたら硬い装備をしている部位や気づきにくい場所を連続で撃ってしまうかもしれないので、可能であれば全身の色々なところを何発も撃ってあげましょう。
自分が快適にゲームするためだけでなく、相手プレイヤーにゾンビの烙印を押さないための気遣いでもあります。
オーバーキルしてしまうかもしれませんが、不慮のオーバーキルはゾンビに比べればたいしたことではありません。
それでもゾンビに出会ってしまったら
二人以上で確認しよう
人間の視覚による記憶は非常にあいまいで、人間は「記憶かくあるべし」と思しき記憶を作り出してしまう動物です。人の記憶の中では「当てたはずなのに」の「はず」の部分が「絶対当てた」に置き換わっていきます。
また、ゾンビ行為をしているのがどんな人であったかという記憶もあいまいになります。その時は忘れないと確信していても、セーフティに戻るころには装備や背丈を6割くらいしか覚えていないものです。
そんな記憶のあいまいさを補うために、仲間と一緒に戦いましょう。同じ人に撃ち込んでヒットしてくれなければ二人で「あの装備を覚えておこう」と話すことができます。
銃以外の装備を確認しよう
どんな銃を持っていたかは非常にわかりやすいのですが、これは冤罪を生みかねません。
サバゲーフィールドでは仲間内で銃を貸し借りすることがよくあります。もしかしたらゾンビ行為をしていたプレイヤーがそのときに持っていた銃は身内からそのゲームだけ借りた銃かもしれません。
なので、ゴーグル・ズボン・帽子を覚えておくことをおすすめします。これらはほぼすべてのプレイヤーが全ゲーム共通して使用する装備です。
プレートキャリアも特徴的なのですが、暑くて外してしまうことがあります。そうすると結局誰だったかわからなくなってしまいます。
スタッフに簡潔に報告しよう
まず大前提として本人に「おいゾンビだろコラァ!」と怒鳴りこむのは絶対NGです。最悪それをやった方が退場処分になります。スタッフに報告しましょう。
スタッフへの報告は簡潔に、正確に行いましょう。
なるべく私情を挟まず、「ジーパンに○○の帽子とゴーグルの人の銃に僕ら二人で10発撃ち込んだのですがヒットを取ってくれませんでした。確認お願いします。」と伝えましょう。
よくゾンビ報告する人の中に「あれっ?って思っていっぱい撃ち込んだけどなんかどっか行っちゃったんでゾンビだと思います」のようにふんわりした表現をする人がいますが、スタッフもそれでは困ってしまいます。